FXコラム

ドル円の大幅下落相場に巻き込まれない最善の取引手法とは

2016/08/09

11日の東京タイムで107.624円という年初来安値をつけたドル円は、ショートカバーを繰り返しながらもNYが引けると107円台にもどるという微妙な動きを繰り返したりしており依然としてバイアスは下方向にかかっていることがわかります。

こんなドル円相場も、ショートカバーがではじめると下値で買い向かってみようかと思うのはドル円に長く関わっている国内の個人投資家には多く、逆張りでポジションをもつ人の数うが多い状況となっています。

しかしドル円の為替相場はまだ決して一息ついた訳ではなく、下手な参入の仕方をすれば必ず
損を食らうことになってしまいます。

そんな今の相場状況に合わせたリスクの少ない売買方法を今回はご紹介したいと思います。

■200日移動平均線の下に相場があるときは逆張り買い厳禁

現状のドル円は日足で見ても、週足でみても売りの相場になっていますが、より具体的に売買ポイントを探すときに有効となるのが200日移動平均線と相場の位置関係です。

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ご覧のドル円の日足は年明けから常に200日単純移動平均線を下回って相場が展開していることがわかります。

この200日移動平均は平滑移動平均線でもかまわないのですが、このラインから下に相場があるということはほぼ年間コストを相場の現状が下回っていることを示しており、明らかに売り方が買い方に勝っていることがわかります。

この位置関係にあるときにはスキャルピングでごく短時間の取引をするのではないかぎり買いから入るのは非常に危険になります。

日足でいけば黄色い矢印のところから売りで入るのが基本戦略であり、200日移動平均を相場が超えない限りは逆張りの買いは封印すべき状況にあります。

ただ、日足だけではあまりにもエントリーポイントが限られることになるためうまく使っていきたいのが1時間足とエンベロープの組み合わせとなります。

■1時間足+エンベロープで戻り売り参入がお勧め

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ご覧のチャートはドル円の1時間足にエンベロープに13時間移動平均をのせたもので、±1σは0.30%±2σは0.60%を示しています。

エンベロープはボリンジャーバンドとは異なり事務的に中央線から一定ボリュームはなれた点をつなぎ合わせているものですからどこまで行っても幅は同じものになります。

多くのトレーダーはあまりこれを積極的に使いたがりませんがよくよくチャートを見ますと下落局面で定期的に登場するショートカバーが示現してもその殆どが+1σ、最大でも+2σの中に収まって動いていることがわかります。

したがってこうした上昇ポイントで+1σ、最大+2σに達したところで丁寧に戻り売りをしてあげるといった方法が有効になるのです。

もちろんボリンジャーバンドを見ても逆張りには利用可能ですが、平行線のエンベロープのほうがより利用しやすいことだけは間違いありません。

またこのグラフには標準偏差やRSIも出してありますがRSIを平行して確認しておくこともかなり効果的です。

実際の戻り売りのエントリーポイントは各トレーダー自身が確信をもてる方法ならばここにご紹介したものにこだわる必要はありません。

もっとも重要なのはご自身の判断でエントリーしてしっかり利益が出せるかどうかということです。

1月からドル円は戻り売り主体で売買していますがこの方法で買いの逆張りを一切封印してから利益は確実に積み上がるようになってきています。

200日移動平均線を相場が越えてくれば、今度は反対に下げたところで買いを入れる逆張りを
復活させることになります。

しかし現状の相場の動きから考えるとそうした局面が訪れるのはかなり先のことになりそうです。

相場は博打ではありませんから、勘に頼らずにしっかり自分の基準で判断して確率の高い
売買を実現することが肝要です。

利益を上げられるトレーダーは手法は様々ですがみな同様の視点を持っているのです。

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