FXコラム

8月下落の豪ドル円はアノマリー通りに下落するか?

2016/08/23

8月というと資源国通貨の豪ドルは例年、訳もなく下落するのが顕著になっています。

ほぼ毎年起こるこの現象に何か確固たる理由が存在するのだろうと思いますが、市場ではその理由を明確に言いきれる
人がいないのが実情で、毎年なんとなく下落を繰り返すようになっています。

今年もこのアノマリーに乗って豪ドル円を8月に売って見たトレーダーの方は多いのではないでしょうか?

しかし今年は、8月中盤にさしかかり例年のアノマリーを破って豪ドル円は上昇しそうな強気の雰囲気を漂わせましたが、お盆を過ぎてようやく下落の兆候が現れるようになってきました。
aaa

果たして8月残りほぼ1週間の営業日でお仕舞いとなりますが、その短期の残された期間のなかで豪ドル円が明確に下落を示現させることができるのかどうかが注目となります。76円を割って75円台にまで入るようになれば、今年もかなり立派なアノマリー達成ということになります。

■8日や12日の高値で売っていればそれでも下落

このアノマリーを信じた売買というのは確固たる証拠がないままに例年の事例どおりに売りもちする形ですから相場が戻り始めると非常に不安になるものともいえます。

8月の豪ドル円では、今のところ8日もしくは12日に78.600円以上のところで売りポジションをつくったトレーダーの方は2円60銭以上の利益を確保することができたはずですが、それでもお盆のころにいきなり78円方向に戻り始めたときにはさすがに今年の夏は豪ドル安はないのかとひやりとしたはずです。

ただ、ドル円の下落につられてクロス円はお盆の期間中それなりに下押ししましたから、やっと一息ついて冷静に相場の動きを見ている方も多いのではないでしょうか?

ここからさらにどこまで下押しして今年もアノマリーを完結することになるのかどうかが非常に気になるところです。

■原油価格にも振らされる展開

ここのところ落ち着きをはらってあまり話題にはならなかった原油価格が一旦下落し、その後協調合意の可能性期待からまた40ドル台後半に戻したことも豪ドル円の支援材料となりさげにくい時間を作り出してしまっており、ここから本当にさらに下落するのかどうかが注目されるところとなっています。

■明確な下落トレンドは出ている

豪ドルというのは高金利通貨として長く機能してきただけにトレンドがもっとも出にくい通貨だったのですがここへきて利下げで売りにも利用できる通貨となってきたことから下落トレンドがではじめていることが気になるところです。

8月31日で夏相場が終わるというわけではありませんから、ここから豪ドル円が期待どおりもう少し下に下落し、例年のアノマリーをクリアして終わるのかどうかが非常に市場の関心をもたれているといえます。

ドル円にしてもユーロドルにしてもドル安を基調にした動きがでてきていますが、トレンドというほど明確ではなく、とくにユーロにとっては単独で強気にでるほどの材料をもっていないことから売買がしにくくなっていますが、豪ドル円がトレンドどおりに期待に沿った動きをしてくれれば例年のアノマリーだけではなく確固とした動きとして利益をとっていくことができそうです。

■9月後半からはまた別の動きに注意

北半球の夏場における豪ドルの下落は秋口になるとまた動きが変わることが多くのなるのがこれまでの相場の実績からは見てとることができます。

この先どこまで豪ドル円が下落するかはまだはっきりしませんが一定の利益が確保できたところでしっかり利食いをして秋からの相場に備えることも重要になります。

一般的に米国では9月第二週が始まると本格的に秋の相場でトレンドのでる動きがスタートするといいますが、8月19日前後からその前哨戦となるような動きが見受けられるようになるとも言われています。

ここからはタイミングを見て欲張らずにしっかりリカクすることが大切になりそうです。

-FXコラム