FXコラム

8月8日週に入って為替相場は本格的に夏休み

2016/08/11

8月8日週に入って為替相場は本格的に夏休みで市場参加者の少ない閑散相場に突入してきています。

ここから先は日本の場合お盆も控えておりますし11日は8月としては始めての平日の休日が設定されていますからますます相場は動かなくなることが予想されます。

8月はドル円も円高になりやすいのがアノマリーですが、それ以上にレンジ相場になりやすいのが特徴で、あまり一方に偏って動かないことが多くなります。

これにはかなり明確な理由があります。

まず市場を大きく左右する実需が不在になることがあげられます。

また大量の資金を動かす機関投資家も登場してこないことから、この二つのプレーヤー不在の時期には明確な方向感がでないことがまず大きな原因といえます。

この時期相場に残っているのは短期の投機筋ばかりになりますので、売りが続けば必ずどこかで買い戻しをかけることになりこれもレンジ相場を作りやすい理由になります。

大きく下落してもなぜか相場が戻るのはこんなところに理由があるのです。

短期の投機筋とアルゴリズムは思惑だけで売り仕掛けをしたり買い仕掛けをしたりすることから互いに競合し合って相場が思わぬ方向に動くこともあるのがこの夏休みシーズンの特徴でもあります。

したがってレベル感から売買をしていますと薄商いの中で思い切り買い上げられたり売り込まれたりして、しなくてもいい損をしてしまうことが多くなりますので、十分に注意が必要となるのです。

■ドル円ならば高値を狙って売ってみる

この時期は次の相場展開のために準備をしておくのがもっとも好ましくなります。

たとえばドル円では既に103円レベルには相当な実需の売りが並ぶことになりますから万が一そこまで上昇するのであればしっかり戻り売りでポジションを保有しておくといったことができればベストになります。

あまりデイトレやスキャルには向かないのがこの時期のトレードとなりますので、戦略的に売買のしかけをしておくというのもひとつの方法になります。

またレンジになりやすいわけですから大底値やすっ高値で反対売買をすれば一定の利益にありつくこともできます。

ただ、底か高値かを見極めるのはなかなか難しくなることもまた事実です。

■夏でも登場するのは儲かっていない輩

この時期ヘッジファンドなどでもしっかり利益を上げている連中は長く休みをとりますので、主要プレーヤーがいない時期に登場するのはどちらにしてもあまり儲かっていない輩ということになります。

したがって、11日のように休みの日になるとあえて場の薄いタイミングに大きく売り込んでくるような乱暴なディールを行うものも増えますのでかなり注意が必要になってきます。

また大きく売り込まれたはずの相場ももともと場が薄いですから、売った連中が一気に買い戻しをかけると相場が大きく戻ってしまうといったことも起きてしまい、なかなかやっかいな動きになることがあります。

いずれにしてもこうした投げと踏みの応酬になるようなタイミングはとにかく傍観してかかわらない姿勢を貫くことが重要です。

ただ、そんな中でもなにかの拍子に大きく相場が戻るようなことがあればすかさず売りを入れておくような機転をきかせることも大切です。

オリンピックも始まっているこの時期四六時中相場を見ているわけにはいかなくなりますが、そんなときにはちょっとここまでは届かないだろうと思えるようなところに逆張りの指値を置いておくというのも面白い方法になります。

ひょんなことから指値がつけばその後の相場で結構な利益を出すことができますので、だめもとでセットしてみるのがお勧めになります。

ただ、8月暴落が起きることも多い月ですから、できれば上昇した上値を売るような戻り売りの指値のほうがかな安全といえます。

今年は特に暑い夏ですから、無理をせずに快適に売買ができるような方法を選択していくことが重要になりそうです。

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