FXコラム

7月末から8月の主要中央銀行の政策決定会合

2016/08/11

7月末から8月の主要中央銀行の政策決定会合などを経てここから日本のお盆過ぎまでは市場参加者が極端に少なくなることから相場の値が飛びやすくなる傾向があります。

また米国債の利払いが月の真ん中に行われることからその円転のために円高になりやすいといわれたことがよくありました。

事実、2012年までの10年間では6割から7割程度が円高に動いた事実がありますが、アベノミクスが始まってからは、相場を人為的にコントロールしようとする向きがいることから何も大きなことがおきない限りは比較的安定した市場を形成することが多くなっています。

しかし8月には突発的な事故や事件なども多く起きる傾向があり、8月の高値が9月にさらに上昇することはドル円ではなかなかなくなりつつあるのもまた事実です。

為替は相場における通貨ペアの動きの確率にかける投資術になりますから、アノマリーであろうと何であろうと7割以上の確率があるものについては、一応それに乗ってみるというのがひとつのやり方になります。

もちろん絶対ということはありませんからストップロスをおいておく必要がありますが実際に調べてみてその確率が信用できるものであれば、使ってみるのも有効になります。

■ドル円に関しては円安に動けば売ってみるのが定石

ここまでのドル円の動きを再度チャートでチェックしてみますと、相場の実態は200日移動平均線のはるか下をさまよっており107円を超えてくれば多少は流れが変わる可能性もありますが、それ以下の相場状況は高値になってもしっかり戻り売りを繰り返しているだけで十分に利益を確保できる相場になっていることがわかります。

経済指標や政策発表などにより相場が動くことはもちろんありますが、基本的な方向感というものをしっかり持ちながら売買していれば、相場の動きに翻弄されて間違った方向に売買してしまう可能性はかなり低くなります。

8月はドル安円高にたとえなったとしても日々の動きを通しては1円や2円の動きを見せることももちろんあります。

しかし、とにかく高値は丹念に売ってみるという方法を繰り返していれば一部はストップロスをつけることもありますが、月全体としてはそれなりに利益を出すことができる可能性が高くなるのです。

動かないときにはあまりスキャルピングやデイトレに固執することなく、仕込みで後から大きく利益をとるといった方法を考えてみるのも面白い時期になります。

閑散に売りなしとはよく言ったもので大きく下げにくいのもこの時期の特徴ですが、チャートを見ながら適当なレベル感ではなくしっかりと確信を得ることのできる戻り売りでのエントリーができれば、月間トータルで考えてもそれなりに利益が出せるものなのです。

■不意の事故や事件は圧倒的に下落が中心

FXは買っても売っても利益がでるのが大きな魅了ですが、ドル円に関していいますと事件、事故などがあった場合には円自体がリスク回避通貨として強く機能することから、ほとんどドル円は円高に動くことが多く、しかもその下落幅は非常に短期間で大きなものになることが多いのが特徴です。

昨年8月24日いきなり中国人民元に起因して相場が暴落したときも米国市場がはじまる寸前にドカンと下落してドル円はいきなり2円以上の円高を示現させることになりました。

しかしその場相場の雰囲気から売りもちをするのはかなり難しく、やはり月間を通じて高値で売りもちしていた人が大きな利益にありつくことになりました。

もちろん今年もこうしたことが起きると予想しているわけではありませんが、月末にかけての高値からの売りもちは意外な利益をもたらしてくれる可能性が高いので、8月のような閑散相場であまりディールができないときには準備としてこうした売買に取り組んでみるのがお勧めです。

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