FXコラム

ドル円の円高とともに定番のアノマリーとなりつつあるのが豪ドルの8月下落

2016/08/11

いよいよ為替市場は8月に突入ということになりますが、ドル円の円高とともに定番のアノマリーとなりつつあるのが豪ドルの8月下落です。

豪ドルの8月下落、とくに豪ドル円の円高はまったくその理由が明確に解明されている状況にはありませんがとにかく8月円高に振れることが非常に多くなっているのです。

2000年からの2015年までの16回の夏で豪ドル円が円安になったのは実にたったの2回だけであり、アノマリー自体の理由はともあれ、確率論にかける投資であるFXを考えれば明らかに分のいい売買となるのが8月の豪ドル円売りです。

■もともとの高値安値と関係なく円高傾向に

面白いのは全体としてそれまで高値にあった場合は8月だけ円高になるといったわけではなく、低い位置にあってもさらに売られるのが8月の豪ドル円の特徴といえるのです。

とくに日脚の豪ドル円で200日移動平均線、つまり過去1年分の平均に近い数字よりも相場が下にある場合には8月に下落する可能性はきわめて高くなることがわかっています。

もちろん相場に絶対ということはありませんから何かほかの変動があれば豪ドル円といえども上昇する可能性がないわけではないことはわかっていて、あえて確率にかけてみるというのがお勧めの売買になります。

■スワップ狙いで売ったことがない人も試す価値あり

もともと豪ドルは日本円との比較上でも金利の高い通貨でしたから、基本は豪ドル円といえば価格の低いところで仕込んで長くもつというスタイルが圧倒的に多かったこと思います。

しかし足元での豪ドルはさらに利下げの可能性が高くなってきており、スワップだけを狙う通貨ではなくなってきていることがわかります。

とくに大きな下落が伴う場合には利息だけの儲けよりも爆発的に利益を得ることができることは間違いない状況にあります。

うまく利益を確保できるのであれば、やはり豪ドル円はこの夏売りから攻めてみるというのもなかなか面白いやり口であるといえます。

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特に夏場はドル円も円高に振れることが多くなり、あまり動かなくなるものですが、8月に関して言えば豪ドル円を売ってみたほうがはるかにプラスになる局面を見つけることができそうです。

■もちろん戻り売りを狙うのがベスト

さすがにアノマリーだからどこで買っても8月なら儲かるというほど単純な話ではありません。

また足元では原油価格がまたしても40ドルに近づきつつあることから、豪ドル円も弱含みになりかかってきていますが、一旦戻す機会があれば、ためしに売ってみるというのも夏枯れ相場の乗り切り方としては注目されるものになります。

豪ドル円はドル円の下落につきあわされて6月のドル円下落とともに大きく下げましたが一旦は反転上昇の動きとなっています。

しかしここからどんどん買いあがるセンチメントでもなく、週足で見るとまだまだ下値リスクが続いていることがわかります。

足元では日銀の政策決定会合を受けたドル円の下落と連動して大きく下落していますが、ドル円が2日の経済対策などを背景にして買い上げられることになれば、連動して上昇することが期待されますので、高値で戻り売りをしてみるのがお勧めとなります。

賞味期限としては8月末までとなりますが、8月というのは一般的にみても事件などで相場が荒れることが多く、上昇よりも圧倒的に下落のタイミングに大きな利益を稼ぐチャンスが到来します。

ドル円やユーロドルなどにあまり期待がもてない相場状況ですから、目先を変えて豪ドル円で勝負してみるというのも面白い発想ではないかと思います。

82円を超えたレベルというのはもはやなかなか戻らない状況ですが、80円台に近づくタイミングはひとつのねらい目となります。

ドル円が跳ね上げたときには常に豪ドル円の様子を見るようにしてベストチャンスをつかまえたいところです。

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