FXコラム

2016年も既に半年が 過ぎようとしています

2016/08/10

早いもので2016年も既に半年が過ぎようとしています。

思い起こせば年初から相場は下落傾向で昨年までに比べるとかなり大きな動きが頻発したことがわかります。

ここで一旦この半年を振り返ってみることにしたいと思います。

■米国の利上げ影響が明確に現れた年明け

年末、米国FOMCが0.25%の利上げをついに断行したことから米国では株価が下がり世界的に年明け相場が下落する展開がつづき、改めて米国の利上げの影響が大きいことを印象づける展開となりました。

その後足元の状況までさらなる利上げは先送りされており、このことがなんとか市場の安定を確保している状況ですが、今年後半さらなる利上げが実施されれば再び市場はリスクオフに転換する可能性があり、とくに新興国市場はかなり厳しい展開に追い込まれることは必至で、ここからの米国の利上げ動向が危惧されるところです。

米国内では商業不動産用のバブルが本格化しており、FRBが利上げをせずにこれを放置したままにするのかどうかにも注目が集まっています。

■ドル円はすでに22円程度の値幅で推移

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昨年ほぼ10円幅でしか振幅しなかったドル円は今年はうって変わってすでに22円幅と昨年の二倍の幅で振幅しており、その動きが大きくなっていることがわかります。

しかしもっとも高値がついたのは今年1月29日の日銀によるマイナス金利導入時に三日間だけあげた瞬間であり、そこから6月24日のUKのEU離脱決定での暴落でつけた99円までの22円幅ということになってしまいました。

もはや相場は上昇が望めない状況であり、120円台というのはかなり遠い存在になりつつあります。

ドル円はこれまでの年間の推移を見ますと最大でも25円程度の動きが多くなりますのでここからはさらに下げ幅が広がっても5円程度の下落に収まるのではないかとも思えますが、方向としては明らかに上ではなく下方向になりますので、下値がどこまで拡大するかが大きな注目点となりそうです。

■ユーロドルは900PIPS程度の上下

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一方ユーロドルは年末ECBの追加緩和期待で大きく下落し対ドルではパリティに到達することが期待されましたが、発表された内容は期待に追いつかなかったことから大きく買い戻され、そこから5月の連休にドル円が大きく売り込まれたときに上昇し1.16超をつけるレベルまで戻しました。

実に値幅は900PIPS近く、かなりよく動いたことがわかります。

しかしご存知のようにUKのEU離脱でEU自体の存続問題がかなり大きな焦点になってきていることから足元では売られており、さらにここから下落することが危惧される状況となってきています。

これまで比較的戻り基調が明確だっただけに流れが変わってしまった感がありますが、ここからは長期的に再度パリティを目指す可能性があり、ユーロは主要通貨の中でももっともその動きが年後半にむけて注目されるものとなりそうです。

■ポンドは予想外のUK・EU離脱で大幅下落

ポンドはUKのまさかのEU離脱を受けて1.5近くまで戻した相場がいきなり1.3近くまで激しく下落することとなり、主要通貨の中ではもっとも激しい動きを示現することとなりました。

こちらもまだ動きは途上であり、年後半にむけてさらなる下げを加速するのかどうかに注目があつまります。

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■年後半は米国のイベントが大きな関心に

今年の前半も激動の為替相場でしたが年後半は改めて米国の利上げ時期と大統領選挙の結果が相場に大きな影響を与えそうです。

とくにまさかのUKのEU離脱があっただけに米国大統領選挙にもまさかの選択が行われてしまった場合には相当なインパクトが市場にもたらされることは間違いなく、非常に高い関心が寄せられることになりそうです。

相場には絶対という言葉はありませんから、常にリスクとなりそうな部分をしっかりチェックして意識して臨むことが必要になります。

年後半もがんばって利益を出していきたいところです。

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