FXコラム

週明けの東京タイムはドル円、ポンド円、ユーロ円などが大きく売られる

2016/08/10

週明けの東京タイムはドル円、ポンド円、ユーロ円などが大きく売られることとなり、いよいよ為替相場も本格的にUKのEU離脱の可能性を織込み始めてきています。

本来ならばもっと早くにポンドが大きく下落してもよかったはずですが、足元の相場はリスクが目前に迫らないと大きく動かなくなってきており、以前とは異なる相場の動きが顕在化しています。

■依然UKの国民投票の行方は不透明

投票が近づくにつれてEU離脱の世論調査も多くなってきており、必ずしも残留では終わらなくなっていることを相場自体がかなり明確に意識しはじめたことからリスク回避の動きが鮮明に
なってきています。

もはや15日のFOMCは気の抜けたシャンパンのようなもので、イベントとして意識されなくなっており、日銀の政策決定会合も注目されなくなっていることが相場の動きを見ているとよくわかる状況になってきています。

■世論調査報道次第では23日前にドル円は下落か

既に13日の東京タイムではドル円は5月2日以来の105円台へと突入しており、今後のUKの報道次第では選挙の前に大幅な円高へと相場が動く可能性もでてきています。

105円を明確に切れれば次は102円台レベルまでの下押しを考える必要がでてきており、ポンドとユーロの下押しの勢い次第ではもっと下落する可能性すらある状態になってきています。

■日経平均は外人の売りもでて関連に下落モード

株価の方も週初から弱含みで日経平均はほとんど書いて不在の中で海外の外人勢から売り込まれる展開が続いており、まったくドル円を支援する動きにはなっていません。

むしろ日経平均が早々を1万5000円に迫るレベルまで下落すればドル円は完全に100円方向に接近することが予想され、ここからはとにかくドル円は戻り売り一本で買い向かわないことがきわめて重要になりそうです。

■UKのEU離脱は残留報道がでれば相場はいきなり反転

ここからかなり難しいのはUKの報道でも残留優位の世論調査結果がでれば即座に買い戻しがかかることで長くポジションを持っていることは非常に大きなリスクにつながりそうです。

一旦利益がでたら確実に実現益にしてまた戻り売りに徹するといったこまめな利益積上げを行うことがこの時期は重要になりそうです。

週を超えるような形でポジションを持つのもかなり危険であり、この週末にUK内での報道がでれば週初から大きく窓開けとなることも予想され、かなり注意が必要になります。

■開票がわかりはじめるのは24日午前6時ごろ

実際に国民投票の開票結果や出口調査の結果がではじめるのは翌日24日の日本時間朝6時過ぎぐらいからになりそうで、BREXIT関連で売買をするならこのタイミングに上下方向の逆指値なりを仕込んで待つことが有効になりそうです。

投票結果が僅差になる場合には為替相場も上下に振れることになるので、かなりリスクが高まりそうですが、大勢が判明すれば大きく一方向に動くことになりますのでかなり大きな利益を得られる可能性がでてくることは事実です。

離脱回避であれば事なきを得て買い戻しで終了となりますが、離脱過半数となるとポンドとユーロはかなり売り込まれて、その後も簡単に相場は戻らないことになりますので、やはりどのタイミングでポンドを売るかの判断がかなり重要になってきそうです。

これまでにこうした投票が行われたことがないだけに、スコットランドの住民投票には見られないような深刻な動きが顕在化することも考えられ、相当慎重な対応が必要になりそうです。

とにかく投票が迫ってきた為替市場は株式市場とともに雰囲気が大きく変化してきており、ただ事ではないことがはっきりわかり始めています。

安易な形でポジションをもって大きくやられることのないように今一度相場を冷静に見つめるところからはじめていきたいところです。

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