FXコラム

相場の大幅下落・上昇には順張りでついていく習慣を

2016/08/10

3日の雇用統計は想像以上に悪化したNFPの数字を受けて大きく売り込まれることとなりました。

https://youtu.be/_GhVoWzXXDo

こちらはドル円研究所がアップしている雇用統計後のドル円の動きです。

この映像は22分後までしか記録されていませんが、ドル円はその後も延々と下落し、雇用統計後としてはめずらしく2円以上の大幅な動きを示現することとなりました。

一方ユーロドルは大きく買い上げられ、結果として240PIPS以上上昇することとなってしまいました。

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レンジ相場に慣れていると一定のレベル感からどうしても日本人トレーダーは逆張りで対応して見たくなるものですが、相場は大きく動き出すとその動きに時間差でついていく市場参加者が多くなるため、オーバーシュート気味に推移し、想像以上に大きな動きを示現させることがあるのです。

■通常の雇用統計では上げたあと戻すこともある

多少の数字がよかった程度の雇用統計結果では上げたあとに下げに転じて結局元に戻るということもあり、迂闊に順張りでついていって酷い目にあったという方も多いことと思います。

確かに相場が動きたいと思っている方向が明確に存在する場合、大方の予想よりも多少よかったり悪かったりする程度の結果ではもとに戻すことが多いので迂闊に順張りで相場についていくのは問題です。

しかし3日の雇用統計のように大幅に市場期待を裏切るものとなった場合には、その後も大きく相場が一方向に動くことがあり、順張りでついていくのが定石ということになります。

■ニューヨークタイムの午後は反転の動きがでない

ニューヨークタイム金曜日の午後というのは現地時間の4時すぎにはインターバンクのディーラーもいなくなる時間であり、取引は異常に細ることになります。

したがって大幅に下落したり上昇したりした相場はそのまま翌週に持ち越されて週明けにさらに窓開けが示現することもありますので、十分な注意が必要となるのです。

もちろん大幅な相場変動は雇用統計だけに限ったことではありませんが、主要な経済指標の発表や要人の発言で相場が大きく動き出したときには一過性の動き以上のものになることが考えられますので迂闊に自己判断のレベル感から逆張りでポジションをとるのは非常に危険になります。

やはりチャート上でしっかり確認した上で売買をすることが重要です。

■底値や高値を見極めるのに有効なのがオシレータ系

相場が大きく動いたときに底値や高値をしるため役に立つのがオシレータ系の指標の存在です。

まず標準偏差ボラティリティを利用すれば相場の強さがわかりますので、これがたれてくれば上昇やが下落は一服ということになります。

またRSIやRCI、MACDを利用する手もありますが、こうしたオシレータ系の指標は急激に相場が動きますと天井や底に張り付いてしまうこともありますので、注意が必要です。

さらにボリンジャーバンドで上下の±2シグマの外に相場が出てしまった場合には、かなりの確率でこの2σの中に戻ろうとしますので、これをベースに見るのも役に立ちます。

ボリンジャーバンドベースのRSIなら短い時間足でチェックするとピークを知ることができます。

通常1分足のオシレータ系を見る人はほとんどいませんが、上昇、下落のピークを見つけるためには意外に機能することもあるのです。

なかなかピークで利益確定をすることは難しくなりますので戻りはじめたところでリカクというのが定石となります。

リカクを引っ張るのは精神力での戦いになりますが、あくまでチャートで確認して納得してリカクする習慣をつけることが大切です。

FXを単なる博打ではなく、しっかりとした投資とするためには、やはり感覚だけではなくしっかりとチャートで動きの裏づけをとる習慣をつける必要があるのです。

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