FXコラム

消費税先送りも大型財政出動も登場せず膠着する相場の過ごし方

2016/08/10

国内相場は、伊勢志摩サミットの前にでも消費税先送りと大型財政出動のアウトラインが登場するものと期待されましたが、どうやらそうはならなかったようで、サミット後も骨太の方針が発表される予定ではあるものの目玉となる消費税先送り大型財政支出の話は時期が6月中盤にまでずれ込みそうな状況となってきています。

■米国FOMCの利上げのほうが大きなテーマに

株も為替も本来買いあがりたくて仕方ない状況に見えますが、肝心の材料がでてこない以上上方向を目指すことはできず、想像以上に膠着した相場が続いています。

スケジュール的には米国のFOMCのほうが先にやってくることになりますので、ドル円はもっぱらこちらの動きにつられた相場展開になることが予想されます。

このコラムでもご紹介していますCMEのFedWatchは6月利上げ確率が依然として33.8%程度であり、本来7割近い利上げ予想がでないとなかなか利上げは実施に踏み切れないことから6月よりも7月に後ずれする可能性もではじめています。

■当分レンジを逆張りで丁寧にとる相場展開か

動かない相場に無理しても意味はありませんがそれでも少しは稼いでいくのであればレンジ相場を割り切って逆張りで対応することが必要となります。

この時期ユーロドルもUKのEU離脱話の影響を受けてわかりにくい動きになってきていますので、もっとも上下幅が限られていてリスクが少ないのがドル円の動きになりそうです。

上方向はすでに111円台後半に輸出勢から9月の為替予約のための大きな売りが並んでおり、下値も109円台初頭がかなり堅くなってきていますので動いてもさらにその上下1円程度と見られ、この時期に107円を大きく超えたり115円を突き抜けることはほとんど考えられない状況です。

無理をせず取れるところをスキャルピングやデイトレでこつこつ稼いで証拠金を積上げ、その後の大きな勝負に備える時期としてうまく活用していきたいところです。

■ポンドも魅力だがよくわからない状況

英国のEU離脱をかけた国民投票にむけてはかなりポンドの動きが活発になってきていますがリアルタイムで英国の状況や世論調査の内容を把握できないかぎり後追いになってしまい、いまの激しい動きを捉えるのはかなり難しい状況になってしまっています。

またポンド円は架空通貨ペアですから確かに動きますが、さらにその動きを想定するのが難しくなってきていまます。

ユーロ円も同様で、この時期にクロス円に手を出すのはなかなか至難の業になってきているといえます。

やるなら実需もしっかりあるユーロポンドが一番安心ですが、やはり日ごろから売買して値ごろ感がないとやりにくいのもまた事実となりますので、ポンド狙いならば今から毎日相場をチェックするといった努力も必要になりそうです。

■動かないときはあえてやらないのもまた相場

昔から休むも相場という格言がありますが、動かないときに無理してやらないというのもひとつの方針となります。

ただし相場から完全に離れてしまいますとまるで連続テレビ小説をところどころ見逃したような違和感に襲われることもありますので、できるかぎりチャートだけはチェックして相場感を失わないようにすることも重要になってきます。

5月後半から6月にかけてはとにかく材料が豊富ですから動きはじめたら結構大きな動きが示現することは間違いありません。

しかも日替わりに近い形で材料が変化して行くことになりますから、毎回テーマをこなしたらしっかりリセットして気分を切り替えて売買に専念することが重要になります。

また利益がでたらしっかり利食いして臨むことも重要です。テーマチェンジにより相場の動きが変わることになればせっかくの利益も実現益をして確保できなければ意味のないものになってしまいます。

このあたりの管理はしっかり行いながら相場の流れについていくようにしたいところです。

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